12/22(木) 18:09配信　読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8e43735aef35c94267a79a80cb0a6df060b5f52

　飲酒運転しながら車内で大麻を所持したとして、道路交通法違反（酒気帯び運転）や大麻取締法違反（所持）に問われた、香川県まんのう町のうどん店「谷川米穀店」元店主の被告の男（３７）の判決が２１日、地裁であった。高橋貞幹裁判官は懲役１年、執行猶予３年（求刑・懲役１年）を言い渡した。

　判決によると、男は１０月１日夜、酒気を帯びた状態で高松市東ハゼ町の路上で軽乗用車を運転。車内に大麻草約５グラムを所持した。

　検察側の冒頭陳述などによると、男は約１０年前、ジャマイカで初めて大麻を使い、５年前からは国内でも吸っていた。事件当日は缶ビール１０本を車内で飲酒後、車を運転して道路標識の柱に衝突。大麻所持も発覚したという。

　男は被告人質問で、大麻の使用について「頻度は１年に１回あるかないか。寝付きの悪い時や片頭痛がある時などに使っていた」と説明。検察側は「車内から複数の大麻関連器具が発見・押収されており、常習性がある」と主張していた。

　男は最終意見陳述で「反省しています。今後このようなことがないよう、世間や家族からの信用を取り戻します」と述べた。

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　谷川米穀店は讃岐うどんブームの先駆けとなり、県内外から多くの客が訪れる有名うどん店。男が逮捕された後の１０月３日、公式ブログ上で臨時休業を発表。その後、男の父が店主に戻るとして、同２１日には営業再開を報告していた。

　うどん店巡りが趣味で、数か月に１度は谷川米穀店に通っていたという高松市の男性（４３）は「家族経営のほのぼのした雰囲気ながら、しょうゆだけの味付けで、うどん本来の味で勝負するのが好きだった。被告には反省し、名店を続けてもらえたら」と話した。